「角館のひな人形展」             「角館 雛めぐり」

「ひな人形展」ポスター  と  駅通りS様の展示ウインドウ

〇桃の節句にちなんだ毎年恒例の「角館ひな人形展」(2/6~4/3)が角館樺細工伝承館で開かれています。昨日、数年ぶりに自身二度目の拝観をしてきました。享保雛、古今雛、など古雛と呼ばれる時代の古いおひなさまをはじめ、押絵雛、土人形、木彫人形など角館で伝承されてきた様々な様式と素材のおひなさまが展示されています。小さな町の一つの節句、雛飾りから、多様性と歴史の長さを感じます。いずれもやっぱり風情、情緒がありますね。 (本日から6日まで市管轄の諸施設は休館になってしまいました)

〇押絵は、羽子板などが有名ですが、江戸時代後期に始まり、やがて庶民に伝わった手法は各地で雛人形作りにも活かされてきたようです。角館もその一つで、特に平福百穂が製作に関わって完成度が高まったとの説もあるようです。現在、平成26年発足の「角館押絵伝承会」では、調査・研究・復元・保存等にあたられています。会では「製作講習会」も企画して広く市民への伝承に努められています。雛飾りのほか歌舞伎場面の登場人物など多数の作品が生まれ、その一部は、観光情報センター「駅前蔵」に展示され、お客さんの注目を集めています。(「駅前蔵」の紹介はまた後日・・・)

〇また、町内では仙北市商工会主催「角館 雛めぐり」(2/19~3/6)の開催が予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、残念ながら中止となりました。ただ、中止内容はポスター配布・メイン施設での展示・特製品の販売のとり止めですから、雛めぐりへの協力を進めていたお宅や施設では自然なこととしておひなさまが飾られています。歴史を感じさせる長く伝承された雛や現代的な装いや雛道具など色々なおひなさまを観賞することができます。それぞれのご家族で守り続けてきたその家それぞれに様々な彩りがあるようです。また、道行く人に弥生三月・節句の訪れとともに春の芽吹きを伝えてくれています。(右の写真は「駅通り(田町上丁)」S様宅の雛飾り。初展示とのこと。ウインドウ光反射ですみません)

「角館のひな人形展」             「角館 雛めぐり」」への2件のフィードバック

  1. 角館の古い家であれば「角館押し絵」は必ずあると思います。家の前に皆様そっと出して飾って見たら楽しいでしょうね!我が家の前にお雛様約120体あります。少しのぞいて見てください。そして今日出来立ての「角館押し絵」も展示しておりますよ!!こちらのブログもご覧ください。
    https://blog.goo.ne.jp/kakunodate-inaho/e/712f05ac88df020fe7c9da14031e6fa4

  2. okami様、コメントを寄せていただき有難うございました。うれしいです。
    直ぐにアップできずにすみませんでした。またのお言葉お待ちしております。
    よろしくだんし・・・。

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