■訃報 またお別れです

〇角館中学校同期(B組)の 松田好記君が8月19日に逝去されました。ご親族のお話では病気療養中であったとのことです。 合掌

〇ここに故人のご冥福をお祈りし、謹んでお知らせ申し上げます。
 ・逝 去: 8月19日
 ・葬 儀: 8月25日 大仙市の菩提寺でご親族で行われたとのこと。


〇本日新聞掲載を受け、凌雲会から香典(一万円)を供えさせて頂きました。ご親族から本会皆様への感謝の旨、お言葉がありました。

(今回は弔慰費の集金は致しません。)

8/14 還暦突破を祝う会

還暦・・・ピックアップ

〇凌雲会還暦後年祈願祭・還暦突破を祝う懇親の宴を開きました。2年を経ましたが、還暦の節目に「凌雲の空から心を結ぶ友の席」を設けて「潤い:人生いろいろな酒と語り」のひとときをようよう過ごせました。「人生ってうれしいものですね」と歌いました。  みなさまありがとうございました。

写真を、こちらのアルバムに掲載しました。(右肩にプレイボタンが付いているものは動画です。)

・御来賓の同窓会長・石川円様から次のお言葉が会の後に寄せられましたので紹介します。(いつかこのHPに言葉をいただく約束でした。このタイミングでした。当日は余興支援のみで失礼。)

 お祝いの言葉 

角館中学校同窓会長 石川 円

この度は、皆様の『還暦突破を祝う会』にお招きに預かり誠にありがとうございました。

コロナウィルス感染の渦中で還暦の年祝いの宴を2年間我慢して来られたという、大変に残念なご経験をされました。まずもって皆様方が、還暦を突破されて今日の日を迎えられましたこと、心よりお祝いを申し上げます。

皆様方とは街中であるいは、私と同じネズミ年という干支の会で友人・知人も多く、日ごろから大変にお世話になっている方々ばかりで、この場をお借りして深く感謝申し上げる次第です。

 先年、皆様は凌雲会という、中学校時代の学年の名をとったホームページも立ち上げられ、私も何度となく見せていただきましたが、角中同窓会史上初めての快挙を成し遂げられたと驚きました。まさに同期生としての連帯の力強さを誇るに足る一大トピックスと敬服するばかりです。

本日出席をさせていただいた際の第一の感想は、とてもその絆の深さを感じさせるなごやかさがさわやかであったことでした。最後まで参加させていただき、心地よい感激に浸って帰って参りました。お招きに感謝申し上げます。

 さて、私は現在角館中学校の同窓会長ということになっておりますが、私どもの学年の時代(昭和36年~39年)のことを少し申し上げてみたいと思います。団塊の世代のど真ん中の私たちは、昭和23年に生まれ、いわゆる終戦直後のベビーブーマーたちです。全国で267万人と人数が多く、中川、雲沢両中学校と統合を果たしたあとの角中で(白岩中はまだでした)、一学年が450人を擁する、全校生徒1350名という、今では考えられない超マンモス校で(現在は全校生徒300人です)、一クラス50名を超え、AからI組までの9クラス編成でした。

日本の高度経済成長のスタートを支えた「金の卵」と言われ、中学卒業後すぐに東京への集団就職をし、その後ずいぶん苦労された60~70名の同期生のことを今も忘れることができません。私たちは一生のどの時代を区切っても、競争、競争でした。また、人数が多い分、国内市場としてのターゲットとなり、青春期に私たちがジーパンをはけば全国の津々浦々にジーパン工場ができ、婚期にはブライダル産業が、子供を持てばベビーコーナーやおもちゃ屋が、社会に出れば背広や制服、最後に現在となると、介護業界が私たちを顧客として待っているという案配です。

しかし、ひるがえって、皆様の世代のことをよくよく歴史を振り返って注目してみますと、バブル崩壊前までの本格的な高度経済成長を日本が果たしたのは、むしろ皆様の青春期や成人期でありまして、企業の戦士として本当にご苦労されたのは皆様方ではなかったかと気づきます。長いこれまでには、きっと山あり谷あり、深いご苦労を経験された方々なのではないかと思い至りました。そんな皆様に心よりご苦労様でした、と申し上げたいと思います。

生田長江という人の言葉に次のようなものがあります。

「冷ややかに水をたたえ、かくあれば人は知らじな火を噴きし山の跡とも」

 今は静かな湖のような水面を見せていて、人にはそうは見えないけれど、過去には激しく火を噴いて活動したことがあったのだということを」という意味と思われます。

 皆様のお一人お一人もまた、このようにこれまでの人生に多くの格闘があったことと思われます。その、長い戦いのご経験に対し、深甚の敬意を表してこの言葉をお贈りし、この度のお祝いの言葉に代えたいと思います。

最後に角館中学校の未来を、引き続き見守って下さるよう皆様にお願いをし、併せて今後もお元気にご活躍されますようお祈り申し上げます。