霜降に工芸展・・・

藤村さんの新作茶筒

 二十四節気「霜降」となりました。所構わない熊出没の話題から、その背景と対策の難しさを改めて考えるこの秋です。涼秋といった程よさもあまり感じることなく、暖房器発動・・・。こよみ通りに霜も降りそうな明け方の気温具合になりました。角館の紅葉の盛りも間もなくでしょう。

 さて、例年この時季に「樺細工伝統工芸展」が催されていますが、今年も拝見しました。近年、実に様々な新作が生み出されていて、伝統を未来に繋ぐ樺細工関係者の創作力に感心します。凌雲会・伝統工芸士・藤村浩美さんの新作は今年も賞を二つ冠していました。おめでとうございます。「伝統的工芸品産業振興協会賞」と「NHK秋田放送局賞」。二作とも、ひび皮の趣を魅せる茶筒で、王道の落ち着き、重みを感じました。(伝産振興協会賞に納得の感・・・似非鑑賞者)(一つは売約済みでした・・・〇万円) 明日25日までの展覧会期・・・短すぎ・・・。新潮社文学館の企画展「角館と民藝」の方はもう少し大丈夫。参観はいかがでしょう。